目立たずに歯列矯正するにはどんな方法があるの?

Pocket

歯並びをきれいにしたいけれど、笑ったときに器具がチラッと覗くあの感じが嫌!と治療に踏み切るのを迷っている方も多いのでは?しかし近頃では透明なマウスピースを用いたり、本来は歯の表に着ける矯正装置を裏側に着けたりすることで、周囲に気づかれずに歯列矯正を行うことも可能です。今回はそれぞれの治療法の特徴をお伝えしていきますので、矯正治療をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

1.マウスピース矯正

専用のマウスピースを装着することで歯列を矯正していきます。マウスピースは理想の歯並びに近づくようにコンピュータが設計しており、1週間から2週間に一度の頻度で交換します。マウスピースは自分で取り外しができ、透明なので装着していてもほぼ見た目に影響がありません。

・費用

上下で80~120万円程度

・デメリット

抜歯をともなう歯列矯正やすきっ歯など、歯の移動距離が長い場合には不向きです、また、奥歯の噛み合わせを矯正する必要がある治療にも向いていません。治療が複雑になると他の矯正法よりも長期戦になるおそれもあります。マウスピースは一日あたり20時間程度装着する必要がありますが、着けることを忘れたりして余計に治療が長引いたり、治療の効果が変わってしまったりすることもあります。

2.舌側矯正

矯正装置を他人からは見えない歯の裏側に装着します。マウスピース矯正ではできないような、歯を大きく動かす必要のある治療も可能です。

・費用

上下で100~140万程度

・デメリット

装置が舌に触れるので異物感が強い。歯磨きや食事にも注意が必要。費用が高め。

3.透明ブラケット

歯の表側に装着する「ブラケット」。通常の銀色のものだと目立ってしまいますが、患者の希望で透明なものに変えることができます(費用の変動あり)。他の矯正法よりも治療できる範囲が広く、その精度も高いので最もよく用いられています。

・費用

60~100万円程度

・デメリット

近距離で見ると矯正装置に気づかれやすい。ブラケット自体は透明でも、ワイヤーは銀や白色。

■ケースごとのおすすめ治療法

・歯列の乱れが軽度であればマウスピース矯正

前歯の歯並びだけなど、比較的軽度な歯列矯正には効果的です。装置が目立たないことと、自分で取り外しができるために食事や歯磨きがしやすいことが大きなメリットです。

・歯列は乱れているが矯正装置が目立つのは嫌な人は舌側矯正

舌の異物感が大きいことや歯磨きがしにくいこと、そして費用が高くなることなどデメリットもありますが、矯正装置が見えるのは嫌だけどしっかり治したいという方に向いているといえます。

・治療の精度を求める方は透明ブラケット

歯並びや噛み合わせなど治療後のことを考えると一番確実なのが透明ブラケットです。よく見ると装置に気づかれてしまうことや、マウスピースに比べて歯磨きがしにくいことなど難点もありますが、装置を着ける上で制限が少ないため、最も多く選ばれています。

・早く治したい、かつ目立たせたくない人はハイブリット矯正

透明ブラケットとマウスピースを併用するのがハイブリット矯正。歯の全体をマウスピースで覆い、歯が大きく移動する箇所を透明ブラケットで矯正します。それぞれのデメリットをカバーする一方で、どちらの治療法の費用もかかってしまうというデメリットもあります。

・前歯だけを治したい方は部分矯正

治したい部分にのみ装置をつけて歯並びを整えます(たとえば前歯など)。おもに透明ブラケット、または舌側矯正で行います。マウスピース矯正でも治療可能ですが、その場合でも直す箇所だけではなく歯列全体をマウスピースで覆う必要があります。

■まとめ

目立たずに行えるマウスピース矯正を選ぶ患者さんが増えてきました。マウスピースは歯と歯の隙間を埋めたり、歯列の軽度な乱れを改善するにはとても優れた矯正治療法ですが、適していない方だと噛み合せが治らなかったり、治療期間が余計に長引いたりすることがあります。マウスピースはコンピューターが設計しているためその精度には限界があります。自分の歯列に合った治療法を歯列矯正の情報サイトで学んだり、担当医とよく相談するなどをして決めましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です